アナログだからこそ、人の体と響き合う。
私がこの10年間、大切に使ってきたテナーサックスは、
オールドのフランスセルマー マークVIという楽器です。
この楽器と出逢った日の、あの感動は、
今でも忘れることはありません。
感覚的には、長年自分が探し求めていたアンティークの
機械式時計と出逢った時のような…まさにそんな感動でした。
オールドのサックスも、アンティークの機械式時計も、
自分の内面を表現する上で、かなり個性的なパーソナル・シンボルとなる可能性を
秘めているように思います。
これは、どこか私たちの体と近いものを感じるからではないでしょうか。
サックスの一音一音の音色、時を刻むチクタクという音色、
自分の思いをこの音色に投影し、どこか自分の体と響き合うことを、
これからもブレスフィールドと共に、自分らしく楽しみ、
磨かれてゆければと願っています。
たかはし ひろし
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SAXを買いに行ったあの日
SAX奏者 藤田絢三
昼からの雨が、大久保の改札を出ると、かなり激しくなっていた………
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